水素吸引とは
この水素ポッド(図1)に吸入チューブを使って鼻から吸入します(図2)。当院では、リラックスしていただけるよう、リクライニングソファーをご用意しております。
水素吸引時は苦しくありません。吸っているのかわからない位で、からだが温まり、ぐっすりおやすみになられる方も多いです。
水素吸引は、脳、気管支、肺、筋肉への効果が特に期待できます。
また水素分子には、ほとんどの病気や老化の原因となる活性酸素を無毒化する働きがあると言われており、脳梗塞・パーキンソン病・アルツハイマー病・肺障害・膵炎・動脈硬化・聴覚障害・心臓疾患・糖尿病・メタボリックシンドロームなど、世界でも現在330報の学術論文が発表されています。多くの施設においても、脳梗塞や関節リウマチ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、抗ガン剤に対する副作用軽減効果などに対する臨床試験が開始され、有効性が報告されております。
水素の作用
水素分子は、最も強力な酸化力をもつ「悪玉」活性酸素であるヒドロキシルラジカル(・OH )と反応して無毒化します。
H2(水素) + 2・OH (活性酸素)= 2H2O(水)
水素は腸内細菌からも生理的に産生されており、治療で使用する濃度では爆発などの危険性はありません。しかも分子が小さく、水にも油にも溶解しますので、ビタミン剤などよりはるかに速く拡散し、細胞への到達効率が極めて良好です。
抗酸化剤として知られるビタミンC,Eは、「善玉」活性酸素をも除去し、その後、自らが酸化を受け、「悪玉」に変わってしまいます。
それとは違い、水素( H2 )は「悪玉」活性酸素のみを消去して、水( H2O )に変換されるため極めて安全です。
前述した〝「悪玉」活性酸素が関与する疾患〟については、すべて有効性が期待できます。糖尿病や脂質異常症の方の動脈硬化進展予防や、肩凝りやそれに伴う頭痛、腰痛などの筋肉痛、関節痛、感冒後の気管支炎、咳喘息などにも有効と考えられます。関節リウマチに対しては既に有効性が報告されています。また、サッカー選手に水素を投与すると、運動による乳酸の産生が抑えられ、パフォーマンスが向上したことが報告されています。普段運動をしていない方で、運動を予定されている方にも、筋肉痛の予防効果が期待できます。
活性酸素は、疾患に限らず、日常生活における運動や仕事、ストレスなどにより産生され、肉体に傷害を与えます。ストレスが多く、疲労回復が遅い方や、アンチ・エイジング対策、受験勉強の学生にも集中力を高める効果が期待できます。
また、活性酸素を無毒化する働きから、血液のドロドロが改善される、血液がきれいになれば肌もきれいになる、冷えも改善される、アレルギーも出なくなる、疲れにくくなるなど、体内の症状から改善することによって、美容効果にも期待できます。
水素吸引は、医療利用が本格化してきております。2016年12月に「水素ガス吸入療法」が厚生労働省により、「先進医療B」に認可されています。
《厚生労働省HP》
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html
水素分子は、最も強力な酸化力をもつ「悪玉」活性酸素(・OH )と反応して無毒化しますが「善玉」活性酸素には反応しないため、副作用はありません。
水素は腸内細菌からも生理的に産生されており、治療で使用する濃度では爆発などの危険性はありません。しかも分子が小さく、水にも油にも溶解しますので、ビタミン剤などよりはるかに速く拡散し、細胞への到達効率が極めて良好です。
抗酸化剤として知られるビタミンC,Eは、「善玉」活性酸素をも除去し、その後、自らが酸化を受け、「悪玉」に変わってしまいます。
それとは違い、水素( H2 )は「悪玉」活性酸素のみを消去して、水( H2O )に変換されるため極めて安全です。